車と暮らす家
facebookでは度々取り上げている、車と暮らす家。
順調に工事が進んでいます。
ここでこのプロジェクトについて少しおさらいを。
この家は、とっても忙しい日常を送っているオーナーさんが、車たちに囲まれながらくつろぐための家です。
建物の構造形式は、鉄骨造を採用しました。
これは、車たちの部屋である1階を無柱空間とするためです。
コンパクトな平面レイアウトながら、車を複数台収容することが可能となりました。
外装は、ウエスタンレッドシダーのシングルパネルと、ガルバリウム鋼板の組み合わせです。
実は、オーナーさんの最初のご要望は、外壁はすべてレッドシダーを要望されていました。しかし、敷地は都市部の準防火地域に位置しているため、延焼の恐れのある部分は防火構造にしなければならず、可燃材であるレッドシダーを全ての部分で採用するのは難しかったんです。
幸いなことに敷地は2面が道路に面していたため、配置を工夫することによって延焼の恐れのある部分をガルバリウム鋼板で防火構造とし、その他の部分にレッドシダーを採用しました。
結果的にファサードは木箱と鉄箱を組み合わせた、シャープさと柔らかさが一体となったような感じにすることができたと思っています。
さて、どんな感じに仕上がるやら。
設計者の私もワクワクしています。